国際文化フォーラム・レポート①ルワンダで義足
17日の世界とつながる国際文化フォーラムin逗子フェアトレードタウンは、
どのセッションもほぼ満員で無事開催することができました。
おいでくださった皆さま、ありがとうございました。 都合でおいでになれなかった方のために、 少しずつ報告していきますね。
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今回は逗子がフェアトレードタウンになってから初めてのフォーラムで、
「世界から地域へ~対話のあるまちづくり~」をテーマに 世界と私たちの暮らしについて様々な視点で考える機会になればと企画しました。
小学生からシニアの方まで幅広くおいでいただけて良かったと思います。
意外と市外からの方が多かったので、もっと市内の皆さんに知っていただき
足を運んでいただけるよう頑張らねばと気持ちを新たにしています。
報告その①「ルワンダで義足を作る」
ゲスト:ルダシングワ真美さんとガテラさん
1994年のルワンダの大虐殺は、人口の1割が手足に障害を負う程のすさまじさでした。
それを目の当たりにした真美さんは義肢装具士として活動を続け、今では多くの
ルワンダの技術者が育っていますがまだまだニーズに追い付かない状況です。
「違いを受け入れ、個人を尊重しあい信頼することで平和が生まれる」と
ガテラさんが静かに語る姿が印象的でした。
目下の目標は、2020年の東京パラリンピックに車いすマラソンに出場することだそうです。
ところが、両足のあるガテラさんに合う車いすがまだ見つかっていません。
通常はオーダーメードでかなりの費用がかかるようです。応援頂ける方はこちらからぜひどうぞ。 http://www.onelove-project.info/
フロアからは、装具の優先順位をどうつけるのか、真美さんが活動を始めたきっかけは?
など熱心な質問が相次ぎました。
真美さんは「特別な決意ではなく、目の前のことをしていたらなんとなくこの方向に来た。
始めたからには続けなければならないと思って続けている」とおっしゃっていました。
一つ一つに真摯に向き合う姿は、国を越えて、私たちの日常にも語り掛けるものでした。