フォーラムレポート②生産と消費の現場をつなぐ
国際文化フォーラムinフェアトレードタウン逗子
報告その②「フェアトレード最前線~生産と消費の現場をつなぐ」
ゲスト:岩槻由香さん<(特活)ACE代表>「児童労働のない世界を目指して」 ゲスト:福田妙子さん<(有)陰陽洞>
「フェアトレード商品の今昔/お客様から伝わってくること/店が伝えていくこと」
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私たちの暮らしは、衣食住すべての分野で、世界とつながっています。
そうしたことを毎日の暮らしの中で、意識することは少ないのではないでしょうか。
生産の現場で大量の農薬などによる環境破壊や児童労働などの人権侵害が行われている
としたら、私たちは消費者としてどのように考えることが求められるのでしょうか?
この企画は、こんな思いで、東海大学教養学部との協働で行われました。
世界の児童労働をなくす活動をしているNGO、ACE代表の岩附さんからは、
私たちの身近なチョコの原料カカオの生産地の様子や、買う側の企業に
どんな働きかけをしているかについて話していただきました。
もっともっとひとりひとりができることがあると呼びかける岩附さんのパッションが
部屋中に伝わったようです。
福田さんは、逗子でおなじみの老舗の自然食品店で長くフェアトレードとも
向き合ってこられました。今のフェアトレードはコーヒーやチョコなど嗜好品が多いが、
生産現場の人も食べたり使ったりすることのできる豆や穀類などの日常品に
フェアトレード品が増えてほしい、と語りました。
小さな逗子の町にも、こつこつと長く灯し続けているフェアトレードの思いがあることを
とても嬉しく誇りに思いました。
東海大学の学生チームは、学生対象のフェアトレード認知度調査を実施し、
その結果を報告してくれました。服を選ぶ基準は、かわいさなどのデザイン重視。
理解を深めるためにSNSなどの活用で同世代への働きかけを広げる提案に、
今後の活動を期待したいと思います☆